炭素循環農法

なぜ農業か?

 仙台で3年間、川崎に戻ってきて3年、農薬・肥料を使わない野菜づくりをしてきた。この栽培法が炭素循環農法と呼ばれていることを知ったのは数年前。農薬・化学肥料漬けの日本の農業を知るほど、何としても自然栽培を広めなければならないと思った。「農は国の柱」だ。
 5年前に仙台の仲間と「NPO法人自然農食みやぎ」を立ち上げた。「自然農食みやぎ」は農薬・化学肥料を使わないことを条件にした市民農園の運営をし、順調に活動している。次のステップは自然栽培を農業関係者や消費者、加工・流通業者に広めることだと考えている。
 こんな想いをもって、ここでは、炭素循環農法を中心に有機栽培・自然栽培のことを載せていく。自然栽培が日本の農と食を変え、日本再生につながることを信じて。

 

農業再生のスキーム

 これからの農業は「大規模慣行農業」と、「小規模・セミプロ農業」の補完体制になろうと思う。両者のキーワードは以下の通り。
 ★慣行農法=化学肥料、農薬、農協、卸市場、F1種、規格品、SM、不特定客  

 
セミプロ農業=有機、無施肥、無農薬、固定種、自家採種、直販、宅配、ロハス客
このHPでは「小規模・セミプロ農業」にふさわしいと考えられる自然栽培をテーマとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慣行栽培、有機栽培、自然栽培の違い

(1)価値観の違い=宇宙一体観か、人間(経済)優先か
(2)農法の違い=自然か、反自然か
(3)おいしさの違い=作物本来の味か、人工的な味か
(4)腐敗度の違い=腐るか、枯れるか
(5)安心度の違い=心身が癒されるか、心身が害されるか

 

炭素循環農法とは?

 現在、スーパーで販売されている農作物は農薬と化学肥料に依存した「慣行農法」で栽培されたものがほとんど。農薬や化学肥料を使わないで育てた農作物がいいことは分かっていても、「手間が掛かるし病虫害にやられるので収量が著しく下がる」というのが農家の常識。しかし、「枯葉や庭木の剪定枝などを生のまま畑に浅くすき込むだけで農薬・肥料に依存しない栽培ができる」。これが、いま話題の炭素循環農法。この農法では肥料・農薬が不要というだけでなく、草もあまり気にならず、不耕起で栽培することも可能。しかも、収量も慣行農法とヒケをとらない。だから「手抜き農法」と呼ばれる。
 炭素循環農法の提唱者、ブラジル在住の林幸美さんのHPは以下です。

  http://page.freett.com/tenuki/etc/home.html

自然栽培の特徴

(1)土づくり
  〜多様な微生物が生育できる環境を作る(発酵型土壌)
  〜堆肥を投入する場合には植物性のものに限る
   cf.窒素分が病虫害を招く
(2)冬季湛水
  〜いとみみずが酸素を供給、とろとろ層が抑草効果
  〜環境保全と経済性の両立
   cf.1俵
16万円の米を作る戸邊秀治氏(新潟県松之山)は別としても・・・
(3)無施肥
  〜微生物層が養分共有、土の団粒化を促進
  〜根の大きさは慣行栽培の数倍、残さが腐植と空気層を作る
   cf.微生物資材を投入することがある
(4)無防除
  〜健康な作物を作れば病虫害を排除できる
  〜虫を敵とみない
  〜天敵との共生により被害拡大を防ぐ
   cf.蜘蛛の種類だけで
20余種、ほかにカマキリ、テントウムシなど
   cf.自然由来の防除は行う場合がある
(5)固定種と自家タネどり
  〜F1種を出来るだけ使わない(おいしさが違う)
  〜自家タネ取りで土地に合った種を育てる
   cf.
.
雄性不稔のリスク
(6)多品種栽培
  〜生物多様性が健全な作物を育てる
  〜コンパニオンプランツの活用

 

炭素循環農法(たんじゅん農法)の特徴

(1)生(なま)の高炭素資材と菌類の増殖で簡単に無肥料・無農薬栽培
  〜微生物のエサとしての高炭素資材
  〜「生」を浅く鍬込むという、これまでの非常識
(2)投入する資材のC/N比がポイント 

  〜
40以下だと細菌が、40以上だと菌類が働く
  〜細菌優位だと腐敗に、菌類優位だと発酵に向かう
(3)不足する菌類を補うために廃菌床の投入が効果的
  〜糸状菌が高炭素資材をガード、必要な分だけ細菌が無機物に分解
  〜反当たり1トンが目安だが(
10トン入れても窒素飢餓に無縁)

  〜廃菌床が2メートル以上土を耕すからフカフカになる
(4)畑を空けない
  〜高炭素資材を投入したらすぐ蒔種
  〜多くの作物は連作するほど良くできる

<参考>たんじゅん農法の広場
    http://tanjunnou.blog65.fc2.com/

 

日本のすてきな有機・自然栽培農園を 訪問してきました
  
(いずれ、これら農園の訪問記を写真入りでアップしていきます)

(1)有機栽培

  霜里農場(埼玉県小川町:食料自給圏の思想、金子美登氏:プロフェッショナル)
   http://www.shimosato-farm.com/

  お茶の向島園(静岡県藤枝市;3代目園主 向島和詞氏25歳)
   http://www.mukoujimaen.jp/index.htm

  久保田農園(埼玉県川越市;自分たちの糞尿から液肥を作り循環)

  21世紀の農学校(藤原事務所:大谷賢司氏、21世紀を担う新規就農支援)
   http://21agri.org/

(2)自然栽培(土づくりのためであっても動物性堆肥を使わない)

  木村りんご園(青森県弘前市:木村秋則氏、プロフェッショナル)
   http://www.akinorikimura.net/

  大久保いちご園(千葉県成東町;大久保義宣氏、廃菌床投入)
   http://narutouno15.hp.infoseek.co.jp/

  関野農園(埼玉県ふじみ野市:関野幸生氏、資材投入なし、固定種のタネ取り)

  城農園(静岡県掛川市;城雄二氏、廃菌床と剪定枝の大量投入)

  高橋農場(千葉県成田市;高橋博氏、資材投入なし)

  藤崎農場(千葉県香取市:冬季湛水田、わら投入、不耕起)

  宮城県田尻町の冬季湛水(わら投入、不耕起、白鳥・真ガン飛来)

  折笠農場(北海道帯広市:折笠健氏、ジャガイモ・枝豆の連作)

  まさき農園(愛知県津島市:稲垣正貴氏、平畝、剪定枝の投入)
   http://frogfarm.sakura.ne.jp/top/

  本村農園(静岡県磐田市:本村博之氏、廃菌床と剪定枝の大量投入、不耕起)

(3)その他

  柳田ファーム(埼玉県川越市;柳田繁吉氏、複合醗酵システム)
   http://yanagida-farm.com/top.html

 


NPO法人自然農食みやぎ

 仙台市で農薬・化学肥料を使わないことを条件にした市民農園を運営している
   http://snsmiyagi.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



   

 

 


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